私の手
日本では少々悪目立ちするほど、肉感溢れる私のお身体。
世間では有難い事にdynamite bodyと言われます。
しかし、私の指はとても華奢。
以前はネイルで指先まで美しくを基本としてましたが、
Somatic body wokerに転職してネイルとはお別れしました。
男性セラピスト達の太くてゴツゴツとした指先も憧れ鍛えようかな？と思いましたが、
私の指だからこそ辿り着ける場所があると教えてくれた人がいる。
今もその言葉は宝物。
皮膚は境界線です。
この境界線の下に色んなものが眠っています。
身体と心は仲良し。
思考はいつも情報処理に追われて心と身体とはコミニケーション不足。
心と身体は
思考の出来る限りを応援しようとします。
その為にその時の感情や過去のトラウマを箱に詰めて込んでいきます。
大きな箱だったり、小さな箱だったり、扱いに困る物は鎖で梱包したり。
思考が求める事に迅速に対応しようと頑張ります。
でも、この箱が増えていけばどうなるでしょう？
容れ物の大きさは様々ですが、許容範囲を超えると容量オーバーになります。
身体と心は思考に伝達する為に違和感から、
それでも伝わらない。
その時、痛みへ変化していきます。
そしてその先は麻痺へ変わります。
無痛の世界へようこそ、笑。
でも私達はロボットではありません。
感情があります。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感があります。
この世界はとても美しい。
でも気づいていないだけ。
私はこの指先で私の五感を研ぎ澄ませて、大事な皆様の身体をお預かりします。
なので指先は思いのほか深爪です、笑。
いいのです。
より深く、繊細な場所に辿り着けるなら。
境界線の奥へ。
細胞の深海へ潜って一緒に鎖でグルグルになっている箱も探して開いて浮上させるために。
セッション前、セッション中、セッション後も
あんな言葉やこんな言葉を問いかけたりします。四六時中問いかけてきます。
思考とお話しします。
たまに黙ります。
粗大ゴミだったり、分別に困る複雑なゴミだったり、思いがけない宝物だったり、一緒にお身体探求して行きます。
ちょっとお片付け苦手だな？ってお方。安心して下さい。
一緒にお片付けしましょう。
思いがけない宝物は沢山眠っています。
ただ気付いてないだけ。
猫の目、鷹の目研ぎ澄ませてお待ちしてます、笑。
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